カーネステン膣錠をご使用になる前に、必ず手指とデリケートゾーンを清潔にしてください。

清潔にした後、1錠を膣内のできるだけ深い位置に挿入します。

製品には挿入を補助するアプリケーターが付属していますので、衛生的にご使用いただくために活用をおすすめします。

アプリケーターを使用しない場合は、人差し指と中指で錠剤を挟み、膣の最も奥まで届くように押し込んでください。

挿入後は、必ず手指をよく洗い流してください。

カーネステン膣錠は、就寝前にご使用いただくのが最も効果的です。

挿入後、体温で薬剤が溶けて液体となって流れ出ることがあります。

就寝前の使用であれば、有効成分が膣内に留まりやすく、効果を発揮しやすくなります。

カーネステン膣錠は、1日1回、1錠を6日間連続で使用することが定められています。

途中で症状が軽くなったと感じても、カンジダ菌が完全に消失していない可能性があります。

再発を防ぎ、確実に治療するためにも、必ず6日間の使用期間を守ってください。

自己判断で中断すると、十分な効果が得られないことがあります。

カーネステン膣錠を挿入した後、しばらくすると薬剤が溶けて体外に流れ出ることがあります。

これは主に錠剤の形を保つための基剤（添加物）であり、有効成分であるクロトリマゾールは膣内でしっかり吸収されています。

流れ出ることで効果がなくなるわけではありませんので、ご安心ください。

下着や寝具の汚れが気になる場合は、生理用ナプキンやおりものシートを当てておくと良いでしょう。

カーネステン膣錠を使用開始後、多くの場合、かゆみやおりもの異常といった不快な症状は2～3日程度で和らぎ始めます。

ただし、これは症状が一時的に改善しているだけで、原因菌であるカンジダ菌が完全にいなくなったわけではありません。

膣カンジダ症を根本的に治療するためには、6日間の継続使用が必要です。

カーネステン膣錠の有効性は、臨床試験によって確認されています。

日本国内で行われた臨床試験では、膣カンジダ症の患者さん533例のうち、88.6％にあたる472例で明確な改善効果が認められました。

また、別のデータでは、クロトリマゾール膣錠を6日間使用した場合のカンジダ菌の消失率は92.3％と報告されており、高い治療効果が期待できます。

カーネステン膣錠は副作用の発生頻度が低い薬剤ですが、まれに局所的な症状が現れることがあります。

報告されている副作用としては、膣や外陰部における熱感（0.73％）、刺激感（0.23％）、かゆみ（0.12％）、発赤（0.12％）、疼痛（0.10％）などがあります。

また、頻度は不明ですが発疹が現れる可能性も指摘されています。

これらの症状が現れた場合は、カーネステン膣錠の使用を中止し、必要であれば医師や薬剤師にご相談ください。

過去にカーネステン膣錠の有効成分であるクロトリマゾールに対して、アレルギー反応（過敏症）を起こしたことがある方は使用できません。

また、妊娠初期（3ヶ月以内）の方、妊娠している可能性のある方、授乳中の方は、使用前に必ず医師に相談してください。

治療上の有益性が危険性を上回ると判断された場合にのみ使用が考慮されます。

妊娠中のカーネステン膣錠の使用に関する安全性は、まだ完全には確立されていません。

特に妊娠初期（3ヶ月以内）や妊娠の可能性がある場合は、自己判断で使用せず、必ず医師に相談し指示に従ってください。

授乳中の方についても同様に、使用前に医師への相談が必要です。

生理期間中のカーネステン膣錠の使用は、衛生的な観点から推奨されていません。

経血によって有効成分が膣外へ洗い流されてしまい、薬剤の効果が十分に得られない可能性があります。

また、使用中に生理が始まった場合は、一度使用を中断する必要があります。

治療効果を確実にするため、生理期間を避けて使用を開始するか、生理が終わってから治療を再開するようにしてください。

カーネステン膣錠を指示通りに6日間使用しても、かゆみやおりものなどの症状が全く改善しない、あるいは悪化する場合には注意が必要です。

膣カンジダ症ではなく、他の病気（細菌性膣症など）を発症している可能性が考えられます。

その場合はカーネステン膣錠の使用を中止し、速やかに婦人科などの医療機関を受診して、適切な診断と治療を受けてください。

カーネステン膣錠は、膣内に挿入して膣内部のカンジダ菌を治療するための薬剤です。

そのため、外陰部（膣の外側）のかゆみや炎症に対して直接的な効果は期待できません。

外陰部の症状が気になる場合は、同じ有効成分クロトリマゾールを含む外用薬「カーネステンクリーム」の併用が効果的です。

膣錠とクリームを併用することで、膣内と外陰部の両方からアプローチし、より快適に治療を進めることができます。

はい、カーネステン膣錠は、日本で「エンペシド膣錠」という名称で承認・販売されている医療用医薬品と同じ有効成分（クロトリマゾール）を含む同種・同効薬です。

どちらも有効成分としてクロトリマゾールを100mg配合しており、膣カンジダ症に対して同様の効果が期待できます。

カーネステン膣錠は、エンペシド膣錠で知られるBayer（バイエル）社によって製造・販売されています。

当サイトでは、お客様に安心してカーネステン膣錠をご購入いただけるよう、万全の体制を整えています。

取り扱いサプライヤーの医薬品ライセンスを厳格に審査し、正規の流通ルートを経た製品のみを取り扱っております。

さらに、専門の第三者機関へ定期的に成分鑑定を依頼し、偽造品の混入防止に最大限努めておりますので、安心してご利用いただけます。

カーネステン膣錠の品質を保つために、適切な環境で保管することが重要です。

直射日光が当たる場所や、高温多湿になる場所（浴室など）を避けて保管してください。

特に夏場の車内など、高温になる場所に長時間放置しないようにご注意ください。

また、小さなお子様の手が届かない安全な場所に保管してください。

箱などに記載されている使用期限を過ぎた製品は、効果や安全性が保証できないため使用せず、適切に廃棄してください。